うちは古い木造戸建てで、この間、プロの業者さんに天井裏のネズミ駆除をしてもらったんだけど、最初は天井にいるのはハクビシンだと思っていた。
だからハクビシン駆除の業者を探して調査と見積もりを依頼したんだけど、ネズミだと判明したのは結局、駆除の当日。害獣駆除業者的には、ハクビシンでもネズミでも、どちらでも基本的な対応は一緒のようだった。
んで、調査時に業者さんにレクチャーしてもらったんだけど、家の屋根裏や天井裏に住み着く害獣は次の3種類。
- クマネズミ
- ハクビシン
- アライグマ
以下ざっくり、それぞれの害獣の特徴。
クマネズミ

- 1cm程度の隙間があれば侵入可能
- 体長20cmくらい。ハツカネズミの2倍くらいの大きさ
- 鳴き声はチューチューではなくキュキュ
- イエネズミ(家屋に住み着くネズミ)の中でも1番警戒心と学習能力が高く、駆除が難しい
うちにいたのが、これ!
家に出るネズミにはクマネズミ(でかい)、クマネズミ(賢い)、ハツカネズミ(小さい・おバカ)の3種類がいて、天井などの高い場所に住み着くのはだいたいクマネズミだそうだ。外にいるのがドブネズミ、台所周辺によく出るのがハツカネズミ。
屋根裏や天井裏に住み着くクマネズミは身体能力が高くて、垂直の壁も簡単に登れてしまう。学習能力が高いので毒餌やトラップにもなかなか引っかからないし、超音波や忌避剤で脅しても、実害がないとわかるとすぐに学習して戻ってきてしまうとのこと。
チューチューいう鳴き声が聞こえないのと、猫くらいの大きさの動物がいるような足音だったのでネズミと思わなかったけど、クマネズミってほとんど鳴かないんだって。そして500mlペットボトルくらいの大きさがある。
夜行性で、活動時間は夜から朝方にかけて。我が家の場合は昼過ぎ、日が暮れる少し前、深夜、朝4時くらいに音がすることが多かった。家の中や台所に出ることはなかったし、糞も見当たらなかったので、外で食料を調達して、天井裏に出入りしてたのかと思う。
動き回るトタトタ、ドタドタいう音の他に、カリカリと木をかじる音もよく聞こえた。げっ歯類なので、歯が伸びないように木をかじる習性があって、家の土台を傷つける。配線をかじられる可能性もあり、火事の原因になることもある。
クマネズミが天井にいる時、どんな音が聞こえてくるか、さらに詳しい情報は別記事参照:ネズミが立てる音の特徴5つ
ハクビシン

- 8cm程度の穴があれば家屋に侵入可能
- ジャンプ力が高く木登りが得意。2階からの侵入も余裕
- 猫くらいの大きさ
- 鳴き声はキーキー、キューキュー
胴体と尻尾が長い、イタチみたいな動物。岩手の田舎で一度見たことがある。ハクビシンは漢字で書くと白鼻芯で、鼻から頭にかけて、まっすぐに白い線が通っているのが特徴。
見た目は可愛らしくて、動物園にいることもあるみたいだけど、これ家に住み着かれると被害がヤバい。
何がヤバいって、ハクビシンを放置しておくと、糞尿で天井が抜ける恐れがある。ハクビシンは1ヶ所をトイレに決めて、集中的に用を足す「溜め糞」という習性があるらしい。時間とともに糞尿が天井に溜まり、さらに繁殖して数も増えるので、第1段階として天井に糞尿のシミができて、第2段階として腐食が起こる。
業者さん曰く、ハクビシンは場所への執着が強くて、基本的に一度気に入った場所から自然に出ていくことはないんだって。子供が生まれると執着がさらに強くなって、駆除の難易度が上がるらしい。
私はこの習性を知って、慌ててハクビシン対策に乗り出した。それまでは音がしたら、天井を叩いたりして威嚇して追い出していて、まあそのうちいなくなるかな、くらいに軽く考えてたのだ。
結局、自力で追い出そうと試した対策はどれも効果がなく、害獣駆除業者を頼むに至った。そもそもハクビシンじゃなくネズミだったんだけど、業者さん的にはどっちでも問題ないみたいで、調査の時も種類の特定にはあまりこだわっている感じじゃなかった。コウモリの可能性もあるって言われたし。
たぶんだけど、「天井裏で音がする」という時点で害獣の種類は数種類に限られていて、取るべき対策はあまり大差ないんだと思う。
業者さんが調査に来てくれた時、もし天井裏にいるのがハクビシンだった場合、猫より少し大きくて重量もあるので、カタカタレベルじゃなくて、ドタドタもっと大きい音がするはずだと言われた。
アライグマ

- 10cm程度の穴から侵入可能
- 農作物への被害が大きい
- ハクビシン同様、溜め糞の習性があり糞尿被害がひどい
- 天敵がいないのでどんどん増える
住宅街にラスカル出るの!?と意外だったけど、アライグマも屋根裏に住み着くらしい。そういや子供の頃、庭にタヌキが出たことがあったけど、あれはタヌキじゃなくてアライグマだったのかも。
もともとは外来種だったものが日本で野生化して、今では畑を荒らす害獣の一種として問題になっているそうな。見た目は可愛いんだけどね。
ハクビシンとアライグマの見分け方は、木登りの仕方で見分けられるらしい。ハクビシンは肉球を使うから爪痕が残らないけど、アライグマは爪を使って登るので、柱や壁に爪痕が残るんだって。
番外編:コウモリ
屋根裏がコウモリの巣になるケースもあるらしい。業者さんの話によると、屋根裏を明けたら100匹くらいコウモリがいた家もあったとか。ホラーじゃん。換気口から入り込んできたりするんだってさ。
害獣は勝手に駆除してはいけない

ネズミ以外の動物は、たいてい鳥獣保護法の対象になっていて、勝手に捕獲したり駆除してはいけないらしい。罠とかで捕まえる場合は役所に申請する必要があり、許可なしでの捕獲は罰則の対象になる。知らんかった!(・д・)
害獣駆除業者に駆除を依頼する場合は、業者さんが許可を持っているので、自分で駆除の申請をしなくてもOK。
あと捕まえるんじゃなく追い出すだけなら問題ないので、超音波とか市販の忌避剤で追い出すのも大丈夫。ただ、市販の超音波とか忌避剤とか、うちも試してはみたけど決定的な効果はなかった。結局、業者を頼む羽目になって出費も増えてしまったので、自力で追い出すにしろ、業者に害獣駆除してもらうにしても、試すなら早いほうがいいと思う。
自分で追い出せればベストだし、もしダメだったら1日も早く業者を頼んだほうがいいし。屋根裏から勝手に出て行ってくれる可能性は限りなく低いので、被害が大きくなる前の対処が吉。
うちは1ヶ月くらい楽観的に様子を見ていて状況が悪化したので、反面教師にしてね(・∀・)
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害獣駆除の見積もり、どこに頼めば良い?
うちは地方なのでネットで検索しても駆除業者の情報があまり出てこず、最終的にこの「害獣駆除110番」を通して業者を見つけました。害獣駆除110番という店があるわけではなく、提携している地元業者に直接問い合わせがつながる仕組みです。
- 害獣の種類が確定していなくてもOK
- 24時間365日受付
- 地元の駆除業者に問い合わせがつながる
害獣駆除業者はネズミ・ハクビシン・アライグマなど、家に出る害獣にはみんな対応してるので、家にいるのが何の動物かわかっていなくても問題ありません。うちはハクビシンだと思って相談して、駆除当日になって実はネズミだったと判明したくらいです。
駆除というと罠か何かで害獣を捕獲するイメージがあるかもしれませんが、実際の駆除作業は侵入経路を金網やコーティングで塞ぐことがメインでした。そのため、家に害獣が出入りできそうな場所が何箇所あるかによって見積もりが変わるようで、見積もりにあたり現地調査は必須です。
調査は無料なので、怪しい場所をプロにチェックしてもらうという意味でも、早めに調査をお願いするといいと思います。うちはモタモタしてたら子供が生まれて被害が広がったので…。
なお、関東と関西在住なら、こちらの会社が「他社より1円でも高ければ最安値に値下げ」を謳ってました。我が家はエリア外でしたが、対象地域なら相見積を取ってもいいかも。
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