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実録:屋根裏のネズミ駆除を業者に頼んだ費用と作業内容

ネズミ駆除を業者に依頼したら費用が31万円!? 害獣駆除

築40年の戸建てにネズミが住みついて、害獣駆除業者に駆除をお願いした。

ネズミがいるのは屋根裏、というか正確には1階の天井裏。点検口がなく直接中が覗けないので姿は見えなくて、最初はハクビシンだと思ってた。

でも業者さんの現地調査時に、天井裏の高さが20cm程度しかないこと、ハクビシンが侵入しそうな侵入経路がないことから、ネズミかコウモリじゃないかと言われていた。で、駆除当日にネズミだと判明。

以下はネズミ駆除って実際何をするのかの備忘録。写真もあるよ!

ネズミ駆除の費用

最終的な費用は31万円。

害獣駆除業者のHPを見て、3~5万円程度で済むのかなと思ってたけど、甘かった!(・д・)

ただ実際の駆除作業に立ち会ってみて、確かにそれくらいかかるかもという内容だったのも事実。相見積もりを取った別の業者には、100万円以上かかるかもしれないとも言われたし。

知恵袋にも「一戸建てのネズミ駆除で57万円の見積もり。高いですか?安いですか?」といった質問が複数あったので、戸建て家屋だと20~30万円レベルは普通なのかもしれない。それにこれ一応、地域最安値を謳っている業者さんの見積もりなんだよね。

私はネズミ駆除って、罠を仕掛けてネズミを捕獲したら終了というイメージだった。それで費用が数万円くらいかな~という。

でも実際のネズミ駆除はイメージよりずっと大がかりで、当日はスタッフさんが3人も来て、1日がかりで作業していってくれたのね。駆除といっても、作業的には電動ドリルでの施工も多くてリフォームや外壁工事に近いものがあった。

うちが頼んだ業者さんは1年間の無料保証も付いてたから、それも含めると確かに30万円くらいかかるかもという内容だった。

害獣駆除業者に見積もりを頼むと実際に家に来てくれるんだけど、その時に施工箇所が何箇所になりそうか、清掃範囲はどの程度の広さになりそうかをチェックして、それを見積もり料金に反映しているみたい。

侵入経路はとにかく全部塞がないと意味がないので、それを考えると「ネズミ一匹捕まえて1万円でーす!」みたいな簡単な話ではないんだろうなと思う。

ただ、ネットで調べると、ネズミ駆除の費用は5万円未満が相場みたいなことが書いてあるんだよね。我が家の場合は古い一軒家で害獣が入り込めそうな隙間が多く、天井面積もそれなりに広かったせいで見積もり金額が上がったのかもしれない。

家のネズミ駆除、実際の作業内容は?

ネズミやハクビシンの駆除は、基本的にこういうステップで行うらしい。これはどこの業者さんも一緒っぽい。

  1. 煙等使って害獣を追い出す
  2. 天井裏の清掃と消毒
  3. 侵入経路の封鎖
  4. 忌避剤の散布による再侵入防止

うちの場合は、これらの作業を3人のスタッフさんがやってくれた。朝の9時過ぎから始めて、終わったのは夕方の16時くらい。以下は当日の様子。

害獣を追い出す

最初はネズミの追い出し作業。我が家はネズミが出る天井にダイレクトに入れる点検口がなかったので、建物の構造を確認しながら、一部の床や天井をノコギリで切って開けた。

そして状況確認しつつ、巨大ドライヤーみたいな機械で屋根裏や天井裏全体に煙を流してネズミを追い出す。この煙はネズミを殺すためのものではなく、あくまでも追い出すためだけのもので、弱い殺虫成分しか入っていない。言わば蚊取り線香のようなもので、吸っても人体に害はないんだそう。香りもハーブみたいな感じだった。

古くて隙間の多い家だし、もっと煙が充満することを覚悟してたけど、特に室内がモクモクするようなこともなく終了した。

逃げ出したネズミに遭遇することもなかったんだけど、天井を切って開けた段階で、糞の形状から天井裏にいたのはクマネズミと判明。プロは糞で害獣の種別を見分けるのね。

クマネズミは屋根裏や天井裏に住み着くネズミで、家に出るネズミの中では一番賢くて駆除が難しい種類らしい。トラップや毒餌を仕掛けても、すぐに学習して回避するんだって。確かに、音を立てて威嚇しても逃げなくなってたし、音だけで実害がないってことを学習したんだろうな。

ちなみに台所によく出るハツカネズミはお馬鹿さんなので、すぐ捕まるらしい。どうでもいい知識が増えてしまった。

天井裏から聞こえる音が、ネズミにしては大きいと思っていたけど、クマネズミは体長20cm前後。500mlペットボトルくらいの大きさなので、けっこうでかいし、これが複数動き回ったら、それなりの音がする。

作業員さん曰く、完全に住処にされたとまではいかないけど、複数の箇所に糞があり、断熱材の一部がかじられていて、遊び場所にされていたようだとのこと。かじられた断熱材は切り取ってもらい、その部分をカバーしてもらった。

天井裏の清掃と消毒

煙による追い出し後は、ネズミがいた現場の清掃と消毒。4箇所くらいの入り口を天井や2階の床下に作り、そこから業務用掃除機を使って糞を吸引、その後、消毒。

1階の天井裏すべてに掃除機が届くわけではないんだけど、隅などに少し残った糞やそれによるダニなどは消毒剤で殺菌されるので大丈夫ですという説明を受けた。

ネズミの侵入経路の封鎖

天井裏の清掃と併行して、ほぼ1日中行っていたのが侵入経路の封鎖。ネズミは一度追い出したとしても、また戻ってくるし、1ヶ所を塞いだとしてもまた別の侵入口を見つけて入ってくるから、考えられる経路すべてを塞がないと、駆除したとは言えないんだそうだ。

市販の忌避剤や超音波を使ってネズミがいなくなったと思っても、1ヶ月くらいするとまた戻ってきて、結局、害獣駆除業者に依頼するというのは、実によくあるパターンらしい。

屋根や天井に出るクマネズミは1.5cmくらいの隙間があれば屋内に侵入でき、さらに小さいハツカネズミに至っては8mmもあれば通ってしまうので、8mm以下の網目の金網を使って、通気孔や隙間を塞いでいく。

特に通気孔から侵入された形跡はなかったんだけど、プラスチック製だったので齧って突破される可能性が高いそうで、目に見えるすべての換気口や通風孔を金網に交換してもらった。

これが実際の施工箇所の写真。

台所下の通風孔
家の基礎全体にある床下の通風孔

コンクリにネジを打ち込んでるので、電動工具を使っての作業でけっこう大がかり。3人来てくれたスタッフのうち1名は、ほぼずっとこの封鎖作業をやっていたと思う。

他にも、エアコンの室外機のダクトやホースもネズミの侵入経路になるそうで、それはコーキング剤で塞いでもらった。室外機が新しければ大丈夫とも限らなくて、新築の家でもエアコン経由でネズミが入ってくることがあるらしい。怖!

グレーのケーブルの上部をコーキング処理

さらに2階屋根沿いにある雨樋も、通気口を塞いだのと似たようなパンチング金網でカバーしてもらっている。クマネズミは運動能力が高く、垂直に壁を登って屋根裏に入り込むこともできるんだってさ…。

ちなみにこの雨樋にはコウモリの糞が落ちていたけど、住みついた様子はなく、ただ通りがかっただけだろうということだった。家の天井や屋根裏にコウモリが入り込むとか、考えたこともなかったけど、コウモリの駆除をすることもあるそう。

忌避剤の散布

燻煙、清掃・消毒、外壁施工と来て、最後は忌避剤の散布で仕上げ。ネズミや害獣が嫌がる匂いの薬剤を外壁沿いに散布していく。木酢酢っぽい匂いだった。

散布終了後に、本日の施工箇所やネズミがいた形跡の写真をデジカメで見せてもらい、確認書にサインをして駆除作業は終了。

最初に駆除を頼もうと考えた時は、2~3時間で終わるものかと想像してたけど、実際には3人総出で1日がかりという、かなり大がかりな内容。電動ドリルや工具の音も絶えず響いていたので、リフォームでもしているのかという雰囲気だった。

施工はこれで終了なんだけど、けっこうな確率で煙を逃れたネズミが屋内に閉じ込められることがあるらしい。また天井から足音がするような場合は、トラップでの捕獲に来てくれるとのこと。

害獣駆除って一匹残らず捕まえることじゃなく、一匹残らず追い出して、二度と入れないようにすることなんだね。大変な仕事だと思った。

害獣駆除を依頼して思ったこと

家の中でカタカタ音がしたり、動物らしき足音がするな~と思ったら、1日でも早く対処したほうがいい。今回の経験での教訓は、これに尽きる。

うちは最初にカタカタ音がしてから2~3週間、「そのうち出ていくかも」と楽観視ししてしまい、その点については後悔している。その結果、天井に来るネズミの数が増えたし、複数の子ネズミらしき鳴き声がすることもあった。

ネズミが増えれば当然、糞尿被害の面積が広がるし、木材や配線をかじられるリスクも上がる。これがネズミじゃなくハクビシンやアライグマだった場合、1ヶ所に集中的に糞をする性質があるので糞尿被害は特に深刻になる。

見積もり時に業者さんにいろいろ教えてもらったのだけど、基本的に害獣というものは自然に出ていくことはないらしい。むしろ繁殖してどんどん増えていくし、それに伴って駆除の難易度と費用も上がっていく。

とりあえずは害獣駆除業者に見積もりをお願いして、現地調査をしてもらうのがいいと思う。動物の種類はわからなくてもOK。うちも最初はハクビシンだと思いこんで、ハクビシン駆除で探して見積もりを依頼したし。

さすがに我が家のように31万円も費用がかかるとなると依頼を躊躇するけど、数万円レベルで済むのであれば、早く頼んでしまったほうがいいと思う。下手に放置すると被害が広がって、天井を全面的にリフォームする羽目にもなりかねない。

ネズミの被害や駆除がこんなに大変なものだと知ってたら、音に気付いてすぐに対処してたのになあ、と思う。

ネズミ駆除業者はどうやって探す?

イラスト:チラシを片手にスマートフォンを持ち、問い合わせしようとしている主婦

東京は別だと思うけど、私は地方に住んでるので、害獣駆除で検索しても地元の業者のHPがあまり出てこない。ので、こういう全国対応の問い合わせサービスを使った。

害獣駆除110番(全国対応・24時間365日受付)

問い合わせしてみてわかったけど、害獣駆除110番というお店があるわけじゃなくて、このサービスを通して問い合わせすると、地元の提携業者につながる仕組み。

電話対応してくれた方によると、他にも類似の「●●110番」とか「害獣駆除●●」みたいなページが複数あるんだけど、提携業者はすべてうちなので、相見積もりを取る時は別の会社やHPを探してくださいと言われた。

で、こことは違う系列の駆除会社ということで電話してみたのがここ。

駆除ザウルス(全国対応・24時間365日受付)

「駆除ザウルス」はブランド名みたいなもので、エリア毎に4つの会社が対応。問い合わせしたら、実際に駆除を担当するスタッフの方が電話をくれて、状況のヒアリングや駆除工程の説明をしてくれた。

おおまかな費用感は電話でのお話だけでも教えてくれて、正直、あまり安くはないかな。でも対応してくれたスタッフのプロ意識の高さや知識量がすごくて、無料調査の段階から、かなり徹底的にやってくれるようだった。調査も2~3時間かけて行い、テレビ画面に害獣の痕跡を映しながら細かく状況を説明してくれるらしい。

おそらく2~3万円でちょっと駆除して欲しい、という人にはマッチングしないんだけど、家から一匹残らず害獣を駆逐したい人、一度業者に駆除を頼んだのに再発したという人にとっては、かなり頼れる存在だと感じた。なんかこう、すごかった。意気込みとか熱意とか。

実際に駆除をやってみたからわかるんだけど、害獣駆除って「どこまでやるか」「どこまで再発防止処置を施すか」で費用が変わるものなんだと思う。なので、2社程度は相見積もりを取ってみて、費用やスケジュール、業者さんのスタンスとの相性とかで選べれば納得感があるんじゃないかと。

あとね、しつこいようだけど相談は早いほうがいい。

私は今回、業者さんに問い合わせしてから実際に施工をしてもらうまで3週間近く待つことになった。通常はそこまで待たなくても大丈夫らしいんだけど、うちの場合は家の構造上、大工仕事のできる作業員が必須で、スタッフのスケジュールを調整できるのが最短でも3週間後だった。

害獣駆除ってけっこう需要があるのね…。かなり混んでるみたいで、たまたま時期も悪かったのかもしれない。

で、この3週間がけっこうストレスでさあ…。夜は天井からカリカリ木をかじる音がするし、日中もパタパタ足音がするしで、24時間、常にネズミを気にする生活。HPに最短20分後とか書いてても、そういうケースもあるってだけで本当にすぐ来てもらえるとは限らないので、後回しにしないほうがいいと思う。

害獣駆除110番(全国対応・24時間365日受付)

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友達の少ない40代陰キャ主婦。山形在住。7歳4歳の育児に消耗したり、夫婦揃っての収入激減にうろたえたりしながら、毎日いっぱいいっぱいで生きています。ママのライフはもう限界。

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