おにやんま君はスズメバチに効果なし？4匹編成で検証してみた。

庭にスズメバチが来るようになってしまったので、少しでも我が家を避けてくれるように、噂の「おにやんま君」を導入した。

しかし、本家おにやんま君は1匹1200円くらいで、効果がわからないうちから大量に買うには少々悩む。

オニヤンマの形をしていれば特にどれでもいいだろうと思って、もう少し手頃な価格の4匹セットを購入し、届いたのがこちら。正直、正規品より眼や羽の部分がリアルで、虫が苦手だとちょっと不気味かもしれないくらい。

正規品はもう少しデフォルメされてかわいい感じなんだけど、あれは服やカバンに付けた時に違和感がないように、あえてリアル過ぎない作りにしてるのかな。本家は足も付いてないから虫っぽさがなくて愛嬌があるんだよね。

とりあえず届いた4匹のうち、3匹を玄関や庭の木に吊るし、1匹はお隣の家にプレゼントしてベランダに吊るしてもらった。はたしてどこまでスズメバチ相手に健闘してくれるか。

ひと夏過ごしてみての結果はこちら↓

オニヤンマのスズメバチへの効果は？

結論：オニヤンマ編隊4匹を設置しても、スズメバチは来た。

来たよね、ハチ。残念ながら絶大な効果とはいかなかった。

ただ、スズメバチを見る頻度や数は減ったかなあ。お隣さんにも「洗濯物を干す時、ベランダにハチが来なくなったよ～」と喜んでいただけたので、一定の効果はあったように思うけど、決定的ではない。

あくまでも体感なんだけど、スズメバチにはたいして効いていなくて、もっと小さいハチ、アシナガとかミツバチとかのほうに効果があった気がする。うちの庭、スズメバチに限らず虫ブンブン来るからさ。

ただ、私が観察した限りでは、オニヤンマ部隊を設置していても、虫を誘引する要因が他にあった場合、そっちのほうが勝ってしまうように見えた。

例えばヤブガラシの花が咲いていればスズメバチは来るし、ミントの花が咲いているとチョウチョやハナアブ（ちっこいマイクロサイズのハチみたいな虫）が大量に寄ってくる。

昆虫の視力は0.01以下らしく、かなり近距離じゃないとオニヤンマの姿を判別できないようなので、虫に来て欲しくない場所にピンポイントに置かないと、そもそも見てもらえなくて意味がないのかもしれない。

そういう意味では、適当な場所に吊るすより、自分に寄ってこないように帽子やカバンに付けておく使い方のほうが効果的なのかも？

あとは花壇とかの明らかにハチが来るであろうところや、玄関とかの絶対に来て欲しくない場所に設置するとか。レビューでも「ハチが毎年巣を作る場所に吊るしておいたら、今年は巣ができなかった」って評価を複数見たんだよね。

うちは玄関のドアに一匹、オニヤンマをぶら下げてたんだけど、そういえば玄関でハチに遭遇したことは一度もなかった。

Amazonのレビューを読むと、私が購入した類似品よりも、本家おにやんま君のほうが効果があるって評価が多いのも面白かった。なかでも「へー」と思ったのは、オニヤンマ模型の「眼」に着目したレビュー。

本家と類似品では眼の作りが違う。類似品は緑に塗装してるけど、正規品は緑がかったパールビーズみたいなもので出来ていて、キラキラ光沢がある。昆虫たちは、この眼の光具合を見て本物かどうかを判断してるのでは？って考察してたのね。

真偽はともかくとして、なるほどとは思ったので、来年はオニヤンマ部隊の目の部分をパール入りのマニキュアで塗ってみるつもり。

虫も気まぐれに飛んでくるものだから評価のしにくい商品ではあるけど、おにやんま君、気になっているなら、一度試してみてもいいとは思う。効果があればラッキーだし、ハチに効かなくてもハエや蚊に効果があったってレビューは多いので、何かしらの虫除け効果は期待しても良さそう。

ハチの駆除には資格が必要ないので、緊急性に付け込んで高額な駆除費用を請求する例もあるそうです。

こちらのハチ110番はハチの巣撤去費用が8000円～で、一定の基準を満たした地元の加盟店に問い合わせがつながるので安心。

365日・24時間対応で、全国に加盟店があります（うちみたいな田舎でも大丈夫だった！）。