知的障害を持つ方と、その家族が安心して泊まれるホテル・旅館だけを集めたブログです。自閉症の弟を持つ姉が、個人的なブックマークを兼ねて更新しています。
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管理人と知的障害の関係について

管理人の星子です。まだ特別支援学級が特殊学級と呼ばれていた1970年代生まれで、弟が重度の知的障害を伴う自閉症です。弟の障害についてより専門的に知りたいと思い、筑波大学で心身障害学(現・障害科学)を専攻しました。
(今は海外向けにeBayやオークションをしたりで、ぜんぜん無関係な仕事をしていますが)
自分で子供を持つようになり、子連れの旅行って大変だなとつくづく感じています。ましてや、障害のあるお子さんがいたら、どれだけ大変なことか。
かくいう我が家も、外出先で弟を怖がられたり、奇異の目で見られたことは一度ならずあります。今はだいぶ落ち着きましたが、昔は自傷も他害もありましたし、突然大声を出すこともあったりで、なかなかのヤンチャ坊主でした。
鉄ヲタの弟と2人で電車に乗りに行く(ただ乗って往復して帰って来るだけの旅)こともありましたが、満員電車の席が空くと大きな体でダッシュして座りに行くので、周りの方をびっくりさせてしまったこともしばしば。
弟を知らない人からすれば、そりゃ怖いと思うんですよね。だから、こっちは障害者なのよ、理解してくれ、と押し付けるのは違う気がする。実際、私自身も中学生の頃、知的障害のある男性にいきなり肩をつかまれて、反射的に「怖い!」と思ったことがありますから。
たとえ身内に障害者がいても、見知らぬ人の変わった行動はやっぱり怖いです。だから、知的障害者を怖いと思う感情は自然な反応だと思っています。身体障害と違って、見た目で障害の性質を判断できないのも大きいのかなと。
でも一方で、家族がネガティブな扱いを受けたらやっぱり悲しいし、せっかくのお出かけなら、周囲を気にしてばかり過ごすのはなんだかなあ、とも思うわけです。旅行って娯楽なので、疲れて帰って来るより、楽しかったって帰って来たい。
そこで知的障害のある本人はもちろん、一緒に旅行する家族や兄弟、みんなが快適に過ごせるホテルや旅館の情報があったら便利だなと思い、自分用のブックマークも兼ねて、このブログを作りました。
ここ良かったよ!という体験があれば、コメントやお問い合わせフォームから情報をお寄せいただけると嬉しいです。
※最近は障害を「障がい」と書く動きもありますが、個人的にそんなに重要なことじゃないと感じているので、障害という漢字を使わせていただきます。危険を「きけん」って書いても安全にはならないし、障害という言葉自体が世間で広く使われていて、故意に差別的な意味を含んでいるとは思わないので。そういや精薄や知恵遅れは、すっかり見なくなりましたね。