一戸建ての天井裏にハクビシンが住み着いたと思ったら、実はネズミだったんだけど、ハクビシンだと思い込んでいた期間が長かったので、ハクビシンにも詳しくなってしまった。
害獣駆除業者の人にいろいろ教えてもらったんだけど、ハクビシンの典型的な天敵は猛禽類だそうな。タカ、フクロウ、あとはハヤブサとか。
……そんな勇ましい鳥、いくら田舎といえど、住宅街にはいないわ。キジは河原でよく見かけるけどな。
ハクビシンが住宅街でバッティングする天敵というとアライグマ。ハクビシンと並んで民家に住み着く害獣の代表格なんだけど、アライグマのほうが凶暴で、ハクビシンは縄張り争いで負けちゃうらしい。アライグマ、ああ見えて獰猛だから気をつけたほうがいいんだって。
じゃあ天敵のアライグマにハクビシンを追い払ってもらえばOKかというとそうでもなくて、アライグマも害獣で家屋に被害をもたらすので、両方出たらカオスになるだけ。なんで、天敵を使ってハクビシンを追い出すという作戦は使えない。
ハクビシンの弱点は”匂い”

じゃあ現実的に活用できるハクビシンの弱点は何かというと、匂い。鼻の良いハクビシンが嫌う匂いというのがいくつかあって、家に来ないようにするための忌避剤として使えるそう。
- 唐辛子
- ニンニク
- 木酢酢
- 石油、灯油
唐辛子・ニンニク・灯油は、ハクビシンの通り道や居場所がわかってる場合は、そこに置いておく。
どこにいるかわからなくて、広範囲に忌避剤を使いたい場合は木酢酢が使いやすい。水で薄めてスプレー容器で怪しい場所に撒く。ハクビシンはジャンプ力が高くて戸建ての2階や屋根からでも侵入できるそうなので、2階も含めて。
木酢酢はスズメバチ対策にもなるから、我が家は夏から常備してた。ちょっと大きめのドラッグストアやホームセンターの園芸用品コーナーに置いてあるよ。
通販だと唐辛子入り木酢酢なんてものもあったので、害獣避けならこっちのほうが効果ありそう。
灯油は雪国暮らしの家なら常備品だろうから準備しやすいけど、手についたりこぼれたりすると面倒なので、忌避剤として1番使いやすいのは、やっぱり木酢酢かなあ。
注意点としてはすぐに匂いが飛んだり、雨で流れたりしてしまうので、頻繁に撒かなきゃいけないことと、やりすぎると近所迷惑になること。燻製みたいな匂いで、悪臭ではないんだけど良い匂いではないし、どちらかというと異臭の類なので、隣の家まで匂ってしまう可能性がある。
もし家に侵入しているのがハクビシンだとわかっている場合は、専用の忌避剤があるので、最初からそれを試したほうが早いし確実かも。私はレビュー評価の高いやつを買ってみたんだけど、侵入経路が不明だったのであまり役に立たなかった…。
天然成分のみで作られていて、1年間有効(かなり長い。普通の忌避剤は3ヶ月)。唐辛子が入っているせいなのか、匂いをかぐとかなりの刺激があって人間でもゲホッとなる。強烈な悪臭がするのかと思ったら意外とそうでもなく、漢方薬やハーブみたいな薬っぽい匂いだった。
レビューによると、これでハクビシンが来なくなったという人が多数。
ハクビシンって放置しても自然にいなくなることはなくて、子供を産んでどんどん増えてしまう。もし今、困ってる人がいたら、様子を見るとかせずに、すぐ対策するのをおすすめします!
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害獣駆除の見積もり、どこに頼めば良い?
うちは地方なのでネットで検索しても駆除業者の情報があまり出てこず、最終的にこの「害獣駆除110番」を通して業者を見つけました。害獣駆除110番という店があるわけではなく、提携している地元業者に直接問い合わせがつながる仕組みです。
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害獣駆除業者はネズミ・ハクビシン・アライグマなど、家に出る害獣にはみんな対応してるので、家にいるのが何の動物かわかっていなくても問題ありません。うちはハクビシンだと思って相談して、駆除当日になって実はネズミだったと判明したくらいです。
駆除というと罠か何かで害獣を捕獲するイメージがあるかもしれませんが、実際の駆除作業は侵入経路を金網やコーティングで塞ぐことがメインでした。そのため、家に害獣が出入りできそうな場所が何箇所あるかによって見積もりが変わるようで、見積もりにあたり現地調査は必須です。
調査は無料なので、怪しい場所をプロにチェックしてもらうという意味でも、早めに調査をお願いするといいと思います。うちはモタモタしてたら子供が生まれて被害が広がったので…。
なお、関東と関西在住なら、こちらの会社が「他社より1円でも高ければ最安値に値下げ」を謳ってました。我が家はエリア外でしたが、対象地域なら相見積を取ってもいいかも。
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